遺書と遺言書とエンディングノートの違い。
遺書とは?
亡くなることを前提として、自分の残したい想いを書いたものです。法律で書き方が決まっているわけではないのでどんな内容を書いてもいいです。
遺言書とは?
遺言書とは、 死後の財産の処分の方法などを決めた法的な書類のことをいいます。 自分が死んだ後の現金や不動産などの財産を誰にどのくらい与えるかということを決めたり、遺産の分割方法を決めたりします。他にも相続人廃除や認知といった身分上の事柄も決めることができます。
遺言書は、効力を持たせるためには決まり通りに作成する必要があります。
エンディングノートとは
自分に万が一のことが起こった時に備え、あらかじめ家族やまわりの人に伝えたいことや今までの人生などを書き留めておくノートです。
人生の終焉を迎えるにあたり、身の回りのこと、これまでの人生、家族に伝える想いなどを整理して書き綴るのに最適で「終活」として、「エンディングノート」が普及しています。
ただ、エンディングノートには財産を誰に残したいなどの、遺言書としての効力はありませんので、そういった場合は遺言書と一緒に作成する必要がありますので注意が必要です。