遺言と遺書と遺言書!?遺言書を作る前に知っておきたいこと

こんにちは、山口県周南市の行政書士 廣戸です。遺言と遺書は似ているようで、違うものです。混同してしまうと、大事なことが家族に伝わらずに無駄となってしまうかもしれません。

今回は遺言と遺書の遺言書についての用語解説です。

遺言とは 

故人が死後のために残した言葉や文章のこと言います。残す媒体は紙、音声、動画など何でもよく、死後に言い残す言葉を遺言と言います。

遺書とは

死ぬことを前提として、自分の気持ちなどを友人や家族に伝える手紙などの文章のことです。

遺言書とは

民法上の遺言(書)は一定の要件を満たして作成すれば、自分の気持だけではなく遺産の承継等の最終意思決定を伝える事ができるものです。

遺言書とは、あなたの気持ちと資産の承継などの死後の法律関係を最終的に決定するツールのことです。

遺言書でできること

遺言書には、自分の気持を伝える他にも「自分の残す財産で争わないようにするため」などの相続人間での争いを排除する機能があります。この目的で作成される方が多いいと思いますが他にも遺言書でできることがあります。

下記の4つが遺言書でできる主なことです。

  • 相続に関すること
  • 身分に関すること
  • 遺言の執行に関すること
  • 祭祀に関すること

①相続に関すること

遺産の分割方法や相続人の廃除財産の寄付や、法定相続人以外への遺贈などを遺言書で決めれます。

②身分に関すること

子供の認知に関することや未成年者の後見人の指定を行えます。

③遺言執行に関すること

遺言書の内容を実行してくれる遺言執行者の指定や、相続人相互の担保責任の指定を行えます。

④祭祀に関すること

墓などの祭祀を管理したり、葬儀の喪主を務めるなど祭祀を行う者、「祭祀主催者」を指定できます。

遺言書を自分で作成する時に抑えておくべきポイント

遺言書を自分で作成する場合は、基本的にどんな内容を書いても良いのですが、民法で決められた形式通りに作成しないと無効になってしまいます。

無効にならないために抑えるべき要件

  • 全文を自署
  • 日付の自署
  • 署名と押印
  • 加除、変更

①全文を自署

遺言書の全文を手書きで作成する必要があります。パソコンで作成すると無効になります。 

②日付の自署

作成日を何年何月何日まで日付をしっかり書く必要があります。1985年5月吉日などの記載は無効になります。

③署名と押印

遺言書には署名と押印が必要になります。

④加除、変更

遺言書の作成で誤って間違った記述をしてしまった場合に、所定の方式で変更されていないと無効になってしまいます。

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